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腎細胞癌(RCC)

投稿日時:2012/07/29(日) 05:43

腎細胞癌(RCC)において、ソラフェニブの承認
から4 年が経った。国内外で6900 例にも及ぶ治 
療成績が蓄積され、国内の市販後全例調査でも、
その有効性と安全性が確認されている。
だがRCC治療に使える他の薬剤と、
どのように組み合わせ、どういった順番で使用することが、
より生存期間延長に寄与するか


日本医科大学附属病院泌尿器科 准教授の木村剛氏に、
ソラフェニブの最新の臨床データをはじめ 
。他の薬剤との比較、



進行性 RCC 治療は局所療法と
全身療法による集学的治療が中心です。
日本医科大学では、全身療 
法として、サイトカイン時代には、
インターフェロン(IFN)- α、インターロイキン(IL)-2、LAK 療法な
どの免疫療法を中心に、
そのほかに5-FUやシスプラチンなどの抗癌剤を使っていました。
分子標的薬が登場してからは、サイトカイン療法に加え、
分子標的薬を使った逐次治療を行っています。
また、(局所療法として、手術やラジオ波焼灼術(RFA)、
動脈塞栓術(TAE)、放射線外照射療法(EBRT
ガンマナイフを併用しています。



年齢による有害事象と有効性の違い

転移性 RCC 患者では治療を始めても
15%の人が有害事象で治療できなくなるといわれています 
これは年齢によって臓器の機能が
低下していることが一因で、

高齢者に対する投薬は十分に考えな
ければいけないと思います。


実際、新規腎癌患者の25%は74 歳以上であり
70 歳以上の癌患者で
は平均 3つ以上の合併症があります。
潜在的に高齢者には、心血管系リスクや呼吸器系リスク、骨
髄機能低下、免疫能低下、腎機能障害、肝機能低下
耐糖能異常があり、治療においては、こういっ
たリスクが増大もしくは顕在化してきます。



スニチニブでは心血管イベントが問題になりやすいですが、
ソラフェニブの北米で行われた大規模 
なレトロスペクティブ解析(NA-ARCCS)で、
グレード3/4の心血管イベントの発現率は70 歳以下と
。70 歳超で大きな違いはありませんでした。例えば、
高血圧は70 歳以下で4%、70 歳超では5%です



またヨーロッパで行われた大規模なレトロスペクティブ解析
(EU-ARCCS)で、心血管疾患の有無 で2 群に分けても、
有害事象の発現率に大きな差異はなく、
有効性もほぼ同様で、ソラフェニブに関(しては心血管系
の合併症がある人でも安全に使用できると思います。
また第?相試験(TARGET 試験。において、
糖尿病を合併した患者でも同様のことが確認されています



国内の第?相試験では、
対象患者のうち心血管疾患
や高血圧を合併する人が48%、糖尿病や高脂 、血症の合併
が24%など、合併症を有する人が多かったですが、
それでもOS 中央値は25.3カ月と良好

スニチニブでは、グレード3 以上の有害事象は、
年齢が上がるにつれ発現率は高くなり、55 歳未 
満に比べ、65 歳を超える患者のハザード比は1.81でした。
このため全例調査最終報告では、65 歳
以上の高齢者に投与する場合は注意が必要で、
特に血球系の副作用の発現に留意すべきであると記
載されています。しかし有効性は年齢による違いは
年齢による違いはありませんでした。
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