キトサンを活用して健康生活を維持
ステージ2-3食道癌に術前FP化学放射線療法は実施可能で高い効果も期待
投稿日時:2012/08/01(水) 06:44
局所進行扁平上皮食道癌患者において、
FP療法(5-FU、シスプラチン)による
術前化学放射線療法は忍容性に優れ、
効果も期待できることが、実施可能性試験で示された。
埼玉県立がんセンター消化器内科の原浩樹氏らが、
7月26日から28日に大阪市で開催された
第10回日本臨床腫瘍学会学術集会で発表した。
JCOG9907試験により、ステージ2-3の
胸部食道扁平上皮癌患者に対し、
FP療法の術前化学療法が標準治療となったが、
生存成績は不十分で、より有効な治療戦略が求められていた。
一方、欧米では術前化学放射線療法が標準治療の1つと考えられている。
そこで研究グループは前向き試験として
日本での実施可能性試験を行った。
主要評価項目は治療の完遂率。治療完遂は、
FP療法を2サイクル行い、放射線療法を41.4Gy照射、
さらにR0切除ができたことと定義された。
副次評価項目は全生存期間、無増悪生存期間(PFS)、
R0切除率、奏効率、病理学的完全奏効(pCR)率、有害事象など。
対象は、JCOG9907試験と同様に、
ステージ2-3の胸部食道扁平上皮癌患者とした。
化学療法は4週おきに、シスプラチン75mg/m2/日を第1日に、
5-FU 1000mg/m2/日を第1-4日に投与し、
これを2コース行った。放射線療法は1.8Gy/frを23回、
総線量41.4Gyを同時照射した。
照射野は原発巣とリンパ節転移、
さらに所属リンパ節に対し予防的照射を行った。
化学放射線療法の6-8週後に、
D2以上のリンパ節郭清を伴う食道切除術が行われた。
2010年7月から2011年6月に33人が登録し、
条件を満たした31人に治療が行われた。
31人全員が治療を完遂し、
増悪の見られた1人を除く30人で手術が実施された。
この結果、R0切除ができたのは29人、R1切除が1人だった。
治療の完遂は31人中29人(93.5%)であった。
なお治療中に減量が行われたのは31人中12人(39%)
治療スケジュールの遅延は16人(52%)だった。
また化学放射線療法の終了後から手術までの期間中央値は51.5日であった。
化学放射線療法中の主な血液毒性は、
グレード3以上の白血球減少(65%)、
好中球減少(65%)、貧血(19%)、血小板減少(13%)。
非血液毒性は、グレード3以上の食欲不振(16%)、
食道炎(16%)、悪心
(10%)で、発熱性好中球減少は4人(13%)に見られた。
術後合併症は肺炎(17%)、吻合部縫合不全(27%)、
創感染(17%)などで、治療関連死は1人だった。
抗腫瘍効果は、標的病変を有する18人では、
CRは6%、PRは72%、SDは11%、PDが11%で、
奏効率は78%と高かった。全患者では奏効率は58%となった。
pCR率は42%であった。また全体でダウンステージングが77%で認められた。
フォローアップ期間中央値453日で、1年PFS率は70.1%であった。
これらの結果から、
「術前化学放射線療法の毒性は許容範囲であり、
高い有効性も期待できる」とした。この試験結果を受けて、
局所進行扁平上皮食道癌患者において、術前補助療法として、
CF療法、DCF療法
(ドセタキセル、シスプラチン、5-FU)、
およびCF療法による化学放射線療法を比較するフェーズ3試験が計画されている
FP療法(5-FU、シスプラチン)による
術前化学放射線療法は忍容性に優れ、
効果も期待できることが、実施可能性試験で示された。
埼玉県立がんセンター消化器内科の原浩樹氏らが、
7月26日から28日に大阪市で開催された
第10回日本臨床腫瘍学会学術集会で発表した。
JCOG9907試験により、ステージ2-3の
胸部食道扁平上皮癌患者に対し、
FP療法の術前化学療法が標準治療となったが、
生存成績は不十分で、より有効な治療戦略が求められていた。
一方、欧米では術前化学放射線療法が標準治療の1つと考えられている。
そこで研究グループは前向き試験として
日本での実施可能性試験を行った。
主要評価項目は治療の完遂率。治療完遂は、
FP療法を2サイクル行い、放射線療法を41.4Gy照射、
さらにR0切除ができたことと定義された。
副次評価項目は全生存期間、無増悪生存期間(PFS)、
R0切除率、奏効率、病理学的完全奏効(pCR)率、有害事象など。
対象は、JCOG9907試験と同様に、
ステージ2-3の胸部食道扁平上皮癌患者とした。
化学療法は4週おきに、シスプラチン75mg/m2/日を第1日に、
5-FU 1000mg/m2/日を第1-4日に投与し、
これを2コース行った。放射線療法は1.8Gy/frを23回、
総線量41.4Gyを同時照射した。
照射野は原発巣とリンパ節転移、
さらに所属リンパ節に対し予防的照射を行った。
化学放射線療法の6-8週後に、
D2以上のリンパ節郭清を伴う食道切除術が行われた。
2010年7月から2011年6月に33人が登録し、
条件を満たした31人に治療が行われた。
31人全員が治療を完遂し、
増悪の見られた1人を除く30人で手術が実施された。
この結果、R0切除ができたのは29人、R1切除が1人だった。
治療の完遂は31人中29人(93.5%)であった。
なお治療中に減量が行われたのは31人中12人(39%)
治療スケジュールの遅延は16人(52%)だった。
また化学放射線療法の終了後から手術までの期間中央値は51.5日であった。
化学放射線療法中の主な血液毒性は、
グレード3以上の白血球減少(65%)、
好中球減少(65%)、貧血(19%)、血小板減少(13%)。
非血液毒性は、グレード3以上の食欲不振(16%)、
食道炎(16%)、悪心
(10%)で、発熱性好中球減少は4人(13%)に見られた。
術後合併症は肺炎(17%)、吻合部縫合不全(27%)、
創感染(17%)などで、治療関連死は1人だった。
抗腫瘍効果は、標的病変を有する18人では、
CRは6%、PRは72%、SDは11%、PDが11%で、
奏効率は78%と高かった。全患者では奏効率は58%となった。
pCR率は42%であった。また全体でダウンステージングが77%で認められた。
フォローアップ期間中央値453日で、1年PFS率は70.1%であった。
これらの結果から、
「術前化学放射線療法の毒性は許容範囲であり、
高い有効性も期待できる」とした。この試験結果を受けて、
局所進行扁平上皮食道癌患者において、術前補助療法として、
CF療法、DCF療法
(ドセタキセル、シスプラチン、5-FU)、
およびCF療法による化学放射線療法を比較するフェーズ3試験が計画されている
この記事は外部ブログを参照しています。すべて見るには下のリンクをクリックしてください。
記事タイトル:ステージ2-3食道癌に術前FP化学放射線療法は実施可能で高い効果も期待
(ブログタイトル:キトサンを活用して健康生活を維持)
アーカイブ
- 2014年6月(3)
- 2013年8月(7)
- 2013年7月(3)
- 2013年5月(3)
- 2013年4月(3)
- 2013年3月(9)
- 2013年2月(3)
- 2013年1月(3)
- 2012年12月(8)
- 2012年11月(24)
- 2012年10月(31)
- 2012年9月(69)
- 2012年8月(89)
- 2012年7月(65)
- 2012年6月(27)
- 2012年5月(4)
- 2012年4月(1)
- 2012年3月(2)
- 2012年2月(4)
- 2012年1月(5)
- 2011年12月(4)
- 2011年11月(20)
- 2011年10月(29)
- 2011年9月(24)
- 2011年8月(11)
- 2011年7月(6)
ブログテーマ
ブログ最新記事
- 手術の体力回復 (06/08 21:48)
- キトサンで 手術の体力回復 (06/08 21:48)
- キトサンで 手術の体力回復 (06/08 21:48)
- 医師の紹介で飲み始めたキトサン! (08/31 14:37)
- 医師の紹介で飲み始めたキトサン! (08/31 14:37)
- PR: 《今が買い時?》注目の新築マンション情報 (08/31 14:37)
- 医師の紹介で飲み始めたキトサン! (08/31 14:37)
- 吸収効率と低分子であるということ (08/01 08:03)
- 吸収効率と低分子であるということ (08/01 08:03)
- 吸収効率と低分子であるということ (08/01 08:03)
- 新しい癌治療の可能性 (07/12 17:25)
- 新しい癌治療の可能性 (07/12 17:25)
- 新しい癌治療の可能性 (07/12 17:25)
- 関節炎 膝の痛みがとれ 水もたまらなくなった (05/16 19:34)
- 関節炎 膝の痛みがとれ 水もたまらなくなった (05/16 19:34)
- 関節炎 膝の痛みがとれ 水もたまらなくなった (05/16 19:34)
- キトサン 低分子粉末 健康本舗をたちあげました (04/16 08:00)
- キトサン 低分子粉末 健康本舗をたちあげました (04/16 08:00)
- キトサン 低分子粉末 健康本舗をたちあげました (04/16 08:00)
- 肺がん治療中、咽頭にも発生したが回復 (03/31 21:13)