キトサンを活用して健康生活を維持

日焼けマシン使用者はメラノーマのリスクが1.2倍

投稿日時:2012/08/13(月) 15:02

サンベッド(日焼けマシン)使用
とメラノーマなどの皮膚癌のリスクの関係
を調べた系統的レビューとメタ分析で、
サンベッド使用者では、非使用者に比べ
メラノーマのリスクが1.2倍になることが明らかになった。
仏International Prevention Research Instituteの
Mathieu Boniol氏らが、BMJ誌電子版に2012年7月24日に報告した。



サンベッド使用とメラノーマの関係については
06年にIARC(国際癌研究機関)がメタ分析の
結果を報告していたが、そこでは用量反応関係は
評価できていなかった。また、その後も複数の
疫学的研究の結果が報告されたことから、
著者らは、新たに系統的レビューとメタ分析を行うことにした。




PubMed、ISI Web of Science、Embase、Pascal
コクランライブラリ、LILACS、MedCaribに12年
5月までに登録されていたケースコントロール研究、
コホート研究、横断的研究の中から、サンベッド使用
歴と皮膚癌(メラノーマ、扁平上皮癌、基底細胞癌)
リスクの関係を報告していたものを選んだ。
06年のメタ分析以降に報告された研究は8件あった。



サンベッド使用とメラノーマの関係を報告していたの
は32件の研究で、3件はコホート研究、残りはケース
コントロール研究だった。メタ分析に必要な情報が得られ
なかった4件と、オリジナルデータの再分析結果を報告し
ていた1件を除き、27件の研究(1万1428例のメラノーマを報告)
を分析した。27件のうち、最も古いものは81年、
最も新しいものは12年に報告されていた。18件が欧州、
7件が北米、2件がオーストラリアで行われていた。




サンベッドの使用歴がないメラノーマ患者に対する、
使用歴ありのメラノーマ患者のサマリー相対リスク
を求めたところ、1.20(95%信頼区間1.08-1.34)
になった(不均一性はI2=56%)。有意な出版
バイアスはみられなかった(P=0.99)。



 コホートベースと住民ベースのケースコン
トロール研究18件に限定して分析すると、サマリー
相対リスクは1.25(1.09-1.43)になった。
18件の研究データを日光曝露と日光感受性
に関係する交絡因子で調整して
相対リスクを求めると、1.29(1.13-1.48)だった。




サンベッド使用開始年齢が35歳未満だった人々と、
使用歴のない患者を比較していたのは13件の研究で、
サマリー相対リスクは1.87(1.41-2.48)と高い値を示した。
研究間に不均一性は見られなかった(I2=0%)。



次に、年間のサンベッド使用回数とメラノーマの関係
を調べていた研究のデータを利用して用量反応関係
を評価したところ、使用回数が1回増加当たりメラノー
マの相対リスクは1.8%上昇(相対リスク1.018、0.998-1.038)
することが明らかになった。




個々の研究で、最も使用レベルが高いカテゴリーに
分類された患者を集めてメラノーマの相対リスクを
求めたところ、1.42(1.15-1.74)になった。
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