キトサンを活用して健康生活を維持 2012/7/31
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局所進行非扁平上皮癌
投稿日時:2012/07/31(火) 08:14
局所進行非扁平上皮癌の非小細胞肺癌(NSCLC)に対し
、ペメトレキセドとシスプラチン化学放射線同時併用療法を行い、
その後、ペメトレキセドの地固め療法を行う治療は、
安全に施行でき、無増悪生存期間(PFS)は10.5カ月であることが、
フェーズ1試験に参加した患者を対象とした生存解析で明らかになった。
国立がんセンター東病院呼吸器内科の仁保誠治氏らが、
7月26日から28日に大阪市で開催された
第10回日本臨床腫瘍学会学術集会で発表した。
NSCLC 3期にはプラチナ製剤を含む
化学療法と放射線療法の併用が標準治療となっている。
このフェーズ1試験では、化学療法として
ペメトレキセドとシスプラチンを併用した場合
の放射線線量の推奨用量の決定、
および安全性と有効性が検討された。
対象は、前治療歴がない切除不能の臨床病期3A/3B、
非扁平上皮NSCLC患者。試験は3つのステップに分けられ、
各ステップの患者数は6人だった。
ペメトレキセド(500mg/m2)とシスプラチン(75mg/m2)は
第1日に投与し、これを21日毎に行った。
放射線療法はステップ1ではレベル1
(総線量60Gy、1日2Gyを30日)で施行した。
レベル1で用量制限毒性(DLT)の発生が2人以下の場合は、
ステップ2として放射線療法をレベル2(66Gy)で実施した。
ステップ3では推奨用量での放射線療法が行われた。
投与は各レベルで3サイクル行い、
4-6週の回復期間の後に、地固め療法としてペメトレキセド
500mg/m2を第1日に、21日おきに投与し、これを3サイクル行った。
この結果、ステップ1で1人にDLT
(グレード3の食欲不振と下痢)が認められたが、
ステップ2ではDLTは認められなかったことから、
放射線療法の推奨用量は66Gyとなった。
18人が同時併用療法を完遂した。
16人が地固め療法を実施し、12人が地固め療法を完遂した。
主なグレード3/4の有害事象は、18人のうち、
同時併用療法では、白血球減少(12人)、
好中球数減少(12人)、また貧血、血小板数減少、
食欲不振、悪心、嘔吐、下痢(各1人)が見られた。
地固め療法では、16人のうち、白血球減少(3人)、
好中球減少と貧血(各2人)だった。また肺臓炎が、
同時併用療法でグレード2が1人、
地固め療法でグレード2が6人、
グレード3が1人に認められた。6人にステロイドが投与され、
いずれも軽快しているという。なお、治療関連死はなかった。
抗腫瘍効果は、PRが15人、SDが2人、PDが1人で、
奏効率は83%(95%信頼区間:59-96)であった。
PFS中央値は10.5カ月(同:8.77-12.32)、2年PFS率は27.8%だった。
増悪が見られた13人のうち、局所再発のみが5人、
遠隔転移のみが5人、局所再発と遠隔転移の患者は3人だった。
海外のフェーズ2試験でも、切除不能3A/B期NSCLCに対し、
ペメトレキセドとシスプラチンによる化学放射線同時併用療法
およびペメトレキセドによる地固め療法は、安全に施行でき、
生存が良好であることが報告されている。
、ペメトレキセドとシスプラチン化学放射線同時併用療法を行い、
その後、ペメトレキセドの地固め療法を行う治療は、
安全に施行でき、無増悪生存期間(PFS)は10.5カ月であることが、
フェーズ1試験に参加した患者を対象とした生存解析で明らかになった。
国立がんセンター東病院呼吸器内科の仁保誠治氏らが、
7月26日から28日に大阪市で開催された
第10回日本臨床腫瘍学会学術集会で発表した。
NSCLC 3期にはプラチナ製剤を含む
化学療法と放射線療法の併用が標準治療となっている。
このフェーズ1試験では、化学療法として
ペメトレキセドとシスプラチンを併用した場合
の放射線線量の推奨用量の決定、
および安全性と有効性が検討された。
対象は、前治療歴がない切除不能の臨床病期3A/3B、
非扁平上皮NSCLC患者。試験は3つのステップに分けられ、
各ステップの患者数は6人だった。
ペメトレキセド(500mg/m2)とシスプラチン(75mg/m2)は
第1日に投与し、これを21日毎に行った。
放射線療法はステップ1ではレベル1
(総線量60Gy、1日2Gyを30日)で施行した。
レベル1で用量制限毒性(DLT)の発生が2人以下の場合は、
ステップ2として放射線療法をレベル2(66Gy)で実施した。
ステップ3では推奨用量での放射線療法が行われた。
投与は各レベルで3サイクル行い、
4-6週の回復期間の後に、地固め療法としてペメトレキセド
500mg/m2を第1日に、21日おきに投与し、これを3サイクル行った。
この結果、ステップ1で1人にDLT
(グレード3の食欲不振と下痢)が認められたが、
ステップ2ではDLTは認められなかったことから、
放射線療法の推奨用量は66Gyとなった。
18人が同時併用療法を完遂した。
16人が地固め療法を実施し、12人が地固め療法を完遂した。
主なグレード3/4の有害事象は、18人のうち、
同時併用療法では、白血球減少(12人)、
好中球数減少(12人)、また貧血、血小板数減少、
食欲不振、悪心、嘔吐、下痢(各1人)が見られた。
地固め療法では、16人のうち、白血球減少(3人)、
好中球減少と貧血(各2人)だった。また肺臓炎が、
同時併用療法でグレード2が1人、
地固め療法でグレード2が6人、
グレード3が1人に認められた。6人にステロイドが投与され、
いずれも軽快しているという。なお、治療関連死はなかった。
抗腫瘍効果は、PRが15人、SDが2人、PDが1人で、
奏効率は83%(95%信頼区間:59-96)であった。
PFS中央値は10.5カ月(同:8.77-12.32)、2年PFS率は27.8%だった。
増悪が見られた13人のうち、局所再発のみが5人、
遠隔転移のみが5人、局所再発と遠隔転移の患者は3人だった。
海外のフェーズ2試験でも、切除不能3A/B期NSCLCに対し、
ペメトレキセドとシスプラチンによる化学放射線同時併用療法
およびペメトレキセドによる地固め療法は、安全に施行でき、
生存が良好であることが報告されている。
転移性腎細胞癌に対するアキシチニブの有効性の評価
投稿日時:2012/07/31(火) 08:07
日本においても、転移性腎細胞癌の適応
でアキシチニブが承認されました。
アキシチニブの有効性については、
去年のASCOにおいて、国際共同第III 相試験
「AXIS 試験」の結果が発表され、
転移性腎細胞癌のセカンドライン治療として、
アキシチニブはソラフェニブよりも
有意に無増悪生存期間(PFS)を延長することが報告されました。
今年のASCOにおいては、
このAXIS 試験で、ファーストライン治療として
サイトカイン療法を施行し抵抗性となった
患者グループのみを対象に、
アキシチニブとソラフェニブのPFS
やOSを評価したサブグループ解析の結果が発表されました。
このサブグループの患者背景は、
アキシチニブ群(N=126)、ソラフェニブ群(N=125)
ともに年齢中央値は約60 歳、男性が7 割前後を占め、
白人とアジア人がそれぞれ65%、35%でした。
MSKCCのリスク分類については、2 群ともに、
Favorableリスクが4 割、 Intermediateリスクが3 割、
Poorリスクが3 割弱であり患者背景は同等でした。
でアキシチニブが承認されました。
アキシチニブの有効性については、
去年のASCOにおいて、国際共同第III 相試験
「AXIS 試験」の結果が発表され、
転移性腎細胞癌のセカンドライン治療として、
アキシチニブはソラフェニブよりも
有意に無増悪生存期間(PFS)を延長することが報告されました。
今年のASCOにおいては、
このAXIS 試験で、ファーストライン治療として
サイトカイン療法を施行し抵抗性となった
患者グループのみを対象に、
アキシチニブとソラフェニブのPFS
やOSを評価したサブグループ解析の結果が発表されました。
このサブグループの患者背景は、
アキシチニブ群(N=126)、ソラフェニブ群(N=125)
ともに年齢中央値は約60 歳、男性が7 割前後を占め、
白人とアジア人がそれぞれ65%、35%でした。
MSKCCのリスク分類については、2 群ともに、
Favorableリスクが4 割、 Intermediateリスクが3 割、
Poorリスクが3 割弱であり患者背景は同等でした。
進行膵癌に対する新規薬剤の検討進む
投稿日時:2012/07/31(火) 08:03
今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO2012)
での膵癌に関する発表は、
今すぐ日常臨床に応用できるような知見
が得られたものは少なかったのですが、
膵癌化学療法の新しい選択肢の
候補として今後の結果が期待される
臨床試験の演題がいくつか発表されました。
CONKO-001試験の追跡結果から
予後予測因子を探索
開発中の新薬の話題の前に、
まずCONKO-001試験の追跡結果から長期生存
にかかわる予後予測因子を探索
した報告について触れておきたいと思います。
膵癌に対する術後補助化学療法として、
現在、ゲムシタビンが標準治療となっていますが、
その根拠の1つとなっているのが、
ドイツで行われたCONKO-001試験です。
CONKO-001試験は、
膵癌切除術後の患者368人を、
術後補助化学療法としてゲムシタビン
を投与した群(186人)と経過観察群(182人)
に割り付け、観察するというものでした。
での膵癌に関する発表は、
今すぐ日常臨床に応用できるような知見
が得られたものは少なかったのですが、
膵癌化学療法の新しい選択肢の
候補として今後の結果が期待される
臨床試験の演題がいくつか発表されました。
CONKO-001試験の追跡結果から
予後予測因子を探索
開発中の新薬の話題の前に、
まずCONKO-001試験の追跡結果から長期生存
にかかわる予後予測因子を探索
した報告について触れておきたいと思います。
膵癌に対する術後補助化学療法として、
現在、ゲムシタビンが標準治療となっていますが、
その根拠の1つとなっているのが、
ドイツで行われたCONKO-001試験です。
CONKO-001試験は、
膵癌切除術後の患者368人を、
術後補助化学療法としてゲムシタビン
を投与した群(186人)と経過観察群(182人)
に割り付け、観察するというものでした。
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