キトサンを活用して健康生活を維持 2012/8/6

若年性乳癌の予後不良の原因はホルモン療法感受性の低下と関連する可能性

投稿日時:2012/08/06(月) 06:47

若年者の乳癌が予後不良となる原因として、
若年者ほどホルモン療法感受性の低下が
関連する可能性が示された。
ただし近年の治療法の進歩により、
以前よりも治療成績に及ぼす年齢層の
影響が改善された可能性も示された。
がん研有明病院乳腺センターの蒔田益二郎氏らが、
6月28日から熊本で開催された
第20回日本乳癌学会学術総会で発表した。





 乳癌患者の健存率を年齢層別にみると、30歳未満、
35歳未満は有意に予後が不良である。多変量解析でも、
年齢層はリンパ節転移や治療時期などに並び、
有意な予後規定因子であることが分かっている。


症例数は年齢とともに加速度的に増加するため、
若年者は症例数こそ少ないが、腫瘍径について
は若年者の方が大きい。



 そこで蒔田氏らは、30歳未満の症例に対して
10歳、15歳、20歳を加えた年齢の症例を集めて検討した。
その際、手術年は±1年以内とし、
できるだけ腫瘍径が揃うようにした患者を抽出し、
30歳未満群、+10年群、+15年群、+20年群と4群に分けて比較した。





 対象は、1986年から2004年までの全1万1313症例から
、腫瘍径が同程度で50歳未満の例を抽出。非浸潤癌、
両側乳癌、ステージIV、非治癒切除、妊娠関連乳癌、
男性乳癌を除いた3692例から抽出した、30歳未満群90例、
+10年群89例、+15年群90例、+20年群90例とした。





 組織型、波及度、リンパ節転移、脈管侵襲は、
4群間で差はなかった。エストロゲン受容体(ER)も4群とも40%前後で、
群間に有意差は認めなかった。一方、プロゲステロン受容体(PgR)
については若年者ほど有意に陰性率が高かった。PgR陰性率は、
+20年群が20%程度だったのに対し、
+10年群は30%、30歳未満群は40%以上だった。




 健存率について検討した結果、
年齢層が低いほど健在率も低く、
30歳未満群では有意に健存率が不良だった(p=0.0006)。





 PgR陰性例に限って健在率を検討した結果、
年齢層による予後の差はなかったが、
PgR陽性例に限って4群間で健存率を検討すると、
30歳未満群で有意に予後不良だった(p=0.0159)。



 これらの結果から、若年者ではホルモン療法
が効きにくい可能性が考えられる。そこで、
35歳未満の症例について、LHRHアゴニストが臨床
で使用され始めた1994年を境として治療成績
に違いがあるかどうかを検討した。




 35歳未満でHR陰性例について、1993年までの症例(21例)
と1994年以降の症例(63例)に分けて健存率を検討した結果、
2群間に有意差はなかった。一方、35歳未満でHR陽性例について、
1993年までの症例(48例、うち約4割にSERMを投与)
と1994年以降の症例(101例、うち約2割にSERMのみ投与、
約6割にLHRHアゴニストを投与)を比較したところ、
1994年以降群で有意に予後が良好だった(p=0.0127)。




 蒔田氏は、「若年であるほど予後不良であるのは、
ホルモン療法感受性の低下と関連することが示唆された」
と結論した。ただし、LHRHアゴニストの登場など、
治療法の進歩によって治療成績に及ぼす年齢層の
影響が低下しており、年齢層による違いを考慮する
必要性が少なくなった可能性があるとした。

若年性乳癌の予後不良の原因はホルモン療法感受性の低下と関連する可能性

投稿日時:2012/08/06(月) 06:37

若年者の乳癌が予後不良となる原因として、
若年者ほどホルモン療法感受性の低下が
関連する可能性が示された。
ただし近年の治療法の進歩により、
以前よりも治療成績に及ぼす年齢層の
影響が改善された可能性も示された。
がん研有明病院乳腺センターの蒔田益二郎氏らが、
6月28日から熊本で開催された
第20回日本乳癌学会学術総会で発表した。





 乳癌患者の健存率を年齢層別にみると、30歳未満、
35歳未満は有意に予後が不良である。多変量解析でも、
年齢層はリンパ節転移や治療時期などに並び、
有意な予後規定因子であることが分かっている。


症例数は年齢とともに加速度的に増加するため、
若年者は症例数こそ少ないが、腫瘍径について
は若年者の方が大きい。



 そこで蒔田氏らは、30歳未満の症例に対して
10歳、15歳、20歳を加えた年齢の症例を集めて検討した。
その際、手術年は±1年以内とし、
できるだけ腫瘍径が揃うようにした患者を抽出し、
30歳未満群、+10年群、+15年群、+20年群と4群に分けて比較した。





 対象は、1986年から2004年までの全1万1313症例から
、腫瘍径が同程度で50歳未満の例を抽出。非浸潤癌、
両側乳癌、ステージIV、非治癒切除、妊娠関連乳癌、
男性乳癌を除いた3692例から抽出した、30歳未満群90例、
+10年群89例、+15年群90例、+20年群90例とした。





 組織型、波及度、リンパ節転移、脈管侵襲は、
4群間で差はなかった。エストロゲン受容体(ER)も4群とも40%前後で、
群間に有意差は認めなかった。一方、プロゲステロン受容体(PgR)
については若年者ほど有意に陰性率が高かった。PgR陰性率は、
+20年群が20%程度だったのに対し、
+10年群は30%、30歳未満群は40%以上だった。




 健存率について検討した結果、
年齢層が低いほど健在率も低く、
30歳未満群では有意に健存率が不良だった(p=0.0006)。





 PgR陰性例に限って健在率を検討した結果、
年齢層による予後の差はなかったが、
PgR陽性例に限って4群間で健存率を検討すると、
30歳未満群で有意に予後不良だった(p=0.0159)。



 これらの結果から、若年者ではホルモン療法
が効きにくい可能性が考えられる。そこで、
35歳未満の症例について、LHRHアゴニストが臨床
で使用され始めた1994年を境として治療成績
に違いがあるかどうかを検討した。




 35歳未満でHR陰性例について、1993年までの症例(21例)
と1994年以降の症例(63例)に分けて健存率を検討した結果、
2群間に有意差はなかった。一方、35歳未満でHR陽性例について、
1993年までの症例(48例、うち約4割にSERMを投与)
と1994年以降の症例(101例、うち約2割にSERMのみ投与、
約6割にLHRHアゴニストを投与)を比較したところ、
1994年以降群で有意に予後が良好だった(p=0.0127)。




 蒔田氏は、「若年であるほど予後不良であるのは、
ホルモン療法感受性の低下と関連することが示唆された」
と結論した。ただし、LHRHアゴニストの登場など、
治療法の進歩によって治療成績に及ぼす年齢層の
影響が低下しており、年齢層による違いを考慮する
必要性が少なくなった可能性があるとした。

チームで取り組む乳癌外来化学療法

投稿日時:2012/08/06(月) 06:29

 広島市立広島市民病院は、
年間の原発性乳癌手術症例が400件を超え、
日本でも有数の治療実績を誇っている。
同院副院長で乳腺外科主任部長の檜垣健二氏は
、「こうした数多くの症例の治療を手掛けられる理由の1つは、
薬剤師や看護師など多くのスタッフの協力が得られていることで、
医師が自らすべきことに専念できるため」と語る。




 では、同院では薬剤師や看護師がどのように治療
に携わっているのだろうか。第20回日本乳癌学会学術総会の
セミナー「チームで取り組む新規タキサン製剤の副作用管理」
(共催:大鵬薬品工業)では、檜垣氏が座長を務め、
同院乳腺外科の大谷彰一氏薬剤部の阿部圭輔氏
看護部の金子博子氏が登壇し、






同院で行われている多職種の連携による乳癌外来化学療法
とその副作用管理について、
最近使用可能となった新規タキサン製剤である
nab-パクリタキセルの投与例を提示しながら
ロールプレイ形式で紹介した。



 セミナーでは最初に、大谷氏がパクリタキセル(solvent-based paclitaxel)との比較によるnab- パクリタキセル(albuminbound paclitaxel)の特徴を紹介した。

大腸癌で新薬やBBPなど抗癌剤の新しい使用法が登場

投稿日時:2012/08/06(月) 06:24

 今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、
日本からの演題採択数は米国に次いで2番目になりました。
多くの日本人がASCOに関心を持って、
重要な情報発信の場と考えているのではないかと思います。
また、消化器癌や肺癌だけではなく、
婦人科癌でも日本人が口演を行うようになりました
日本発の大規模なフェーズ3試験の結果も発表され、
そろそろなべて欧米と肩を並べ始めたかという印象を持ちました。





 胃癌・大腸癌のセッションに焦点を当ててみると、
ここ2、3年は新しい成果が出ず足踏み状態でしたが、
新しい兆しが見えてきました。それは大きく
3つに分けられると思います。





 1つ目は完全なネガティブデータでも、
適切に実施されたフェーズ3試験についてしっかり発表する
ということです。2つ目はプール解析で、
過去の試験結果をいくつも集めてもう一度解析し、
何か新しい発見がないかを探す、さらにはどのような
結果であってもサブ解析などを行い、
次の臨床試験の計画立案に活かそうという動きです。





 そして3つ目は、新薬の芽が出てきたことです。
フェーズ3試験の有望な結果の報告もありました。
ただし分子標的治療薬については、治療にかなりの
コストがかかることが問題視されてきています
。わずかな生存期間の延長に、今までの3倍も4倍もコストをかけて
良いのかという議論です。コストと有効性のバランス
について検討したポスター発表も散見され、
高騰する治療コストに世界中が懸念し始めていると感じました。


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