キトサンオリゴ糖とキトサンとオリゴ糖はどう違うのか
2010/08/02
高分子と低分子
最近注目を集めているのが、キチンオリゴ糖やキトサンオリゴ糖です。
1987年4月8日の日経産業新聞に「エビ・カニの殻から抽出したキトサンに抗ガン効果」 の見出しで報じられましたが キトサンの抽出物がガン細胞の転移抑制
など強い抗ガン効果を持つことを確認したと報じていいます。
キトサンの抽出物がN-アセチルキトヘキサオースと呼ばれるキチンオリゴ糖の6糖なのです。
動物実験だったにもかかわらず、この実験結果が発表されたことでキチンオリゴ糖は一躍注目をあびることになります。
まずキチンオリゴ糖やキトサンオリゴ糖とは何かについて焦点を当ててみましょう
キチンを形成しているN-アセチルグルコサミンを仮に△で表せば、△△・・・・・・・と数千数万つながっている
そのつながりを2個~10個ぐらいに切断したものがキチンオリゴ糖です。
数個の分子から形成されているので、低分子と呼ばれています。
また、キチンやキトサンを多糖類、キチンオリゴ糖やキトサンオリゴ糖を小糖類ともいいます。
オリゴ糖のオリゴとは「少ない」という意味で、単糖(ブドウ糖や果糖など分子構造的にそれ以上分解されない最小単位の糖)が数個結びついたものの総称です。
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