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乳腺症

投稿日時:2012/06/01(金) 17:31

乳腺症の組織を顕微鏡でみますと、増殖性と退行性(乳腺をつくっている組織が増殖する性格と退化する性格が同じ舞台に乗っている)がいっしょになっている状態なのです。 どんな病気乳腺症は年齢に伴っておこる性ホルモンの不均衡による生理的変化で病気ではありません。
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乳腺症はさまざまな名称でよばれ、定義がはっきりしていません。

乳腺症と呼ばれる状態が性ホルモンのどのような不均衡によるのか、なぜこのような変化をきたすのか、はっきりとは分かっていませんが、相対的なエストロゲンの過剰が原因の一つと言われています。

おっぱいの加齢に伴う変化、更年期および老化現象をきたしてくる正常な過程からやや外れた変化で、外来での乳腺の異常では最も多いものです。
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ANDI(アンデイ)といわれます。乳腺症の変化の一つである線維線腫を認める時期です。乳房の発達・・・男性も女性も乳頭と乳管をもっています。線維線腫は現在正常発達からずれた状態と捉えられています。乳腺症を理解する上でわかりやすい概念があります。

Aberrations of Normal Development and Involutionの頭文字A、N、D、IをとってANDI(アンデイ)と略したものです。また、発達してきた乳腺がある年齢から退行性変性、退縮と呼ばれる状態、つまり衰えることをInvolution(退縮)といいます。思春期になると女性は腺葉が発達して、おっぱい分泌準備のため成人の乳房になります。しこりのように触ることも痛みを訴えることも異常としてとらえられますが、このような女性の体におけるホルモン環境の変化による生理的な症状なのです。女性におけるさまざまな体の変化、閉経前の生理的変化や、月経前後の変化、授乳の前後の変化と関連した乳腺の変化なのです。

授乳中の乳腺は盛んな増殖をきたします。壮年期は、35-55歳の退縮期とされます。線維腺腫は現在、乳腺の形成、発達の過程での異常によってできたものとされています。以上のような年齢的変化をきたす過程でのさまざまな症状をとらえて乳腺症としてあつかいます。お産をしますと腺葉が非常に豊富になり乳汁が分泌されます。
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35歳ぐらいを過ぎるとほとんどの人は子育てをおわり、おっぱいを分泌する必要がなくなり、発達した乳房はだんだん退縮します、腺房がなくなるとそこは線維組織でうめられ、若いころのプリンプリンからゴツゴツとしたひなびた乳房となります。そして、閉経すると乳腺は退縮し消失していきます。思春期、青年期は15(初潮から)-25歳の間を早期の妊娠出産時期といいます。英語の表現のほうがわかりやすく、乳腺症はdisease(病気)ではなくchange(変化)とかdisorder、aberration(正常の秩序からはずれた状態)なのです。このような正常状態とされる発達や変化からすこしずれることをAberration(逸脱)といいます。

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