キトサンを活用して健康生活を維持

骨環境の改善が転位・再発を抑制する

投稿日時:2012/08/20(月) 15:18

今回のASCOでは、閉経後早期乳癌の
術後補助療法としてアロマターゼ阻害薬の
投与を受けた患者において、骨粗鬆症の治療
を受けていたと報告した患者は乳癌の再発率
が低いという解析結果が発表されました。


実際の骨粗鬆症の有無に関わらず、
骨粗鬆症の治療を受けた患者では、
無イベント生存期間(EFS)、
無遠隔再発生存期間(DDFS)の
有意な改善が認められました。





 ステロイド型のアロマターゼ阻害薬
であるエキセメスタンと、非ステロイド型
アロマターゼ阻害薬アナストロゾールを5
年間投与し、有効性と副作用を比較した
NCIC CTG MA.27試験の、サブ解析の結果です。





 エストロゲンの枯渇によって出現する副作用
には様々なものがありますが、アロマターゼ
阻害薬に特徴的な副作用として、骨代謝に及ぼ
す影響が挙げられます。この試験では、2剤間の
再発抑制効果に差はありませんでしたが、
エキセメスタン群で骨粗鬆症の頻度が少ない
傾向にあったことが、2010年のサンアントニオ
乳癌シンポジウムで報告されています。




 一方、骨粗鬆症というのは骨代謝回転が
高い状態であり、前臨床では癌が骨転移し
やすい状態であることが証明されています。
骨粗鬆症を予防・治療することは、
癌の転移を予防する可能性もあるわけです。
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