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BBPは切除不能進行再発大腸癌患者に必ず提示すべき情報

投稿日時:2012/10/26(金) 11:52

最近、大腸癌分野で最も大きな話題となったのは、
米国臨床腫瘍学会(ASCO2012)で発表された
ベバシズマブBeyond PD(BBP、
ベバシズマブ投与後の増悪例における
ベバシズマブ継続投与の効果)の
有効性が証明されたことでしょう。
無作為化第III相臨床試験、TML(ML18147)の結果です。



BBPでOS、PFSともに有意に延長

 切除不能進行再発大腸癌に対する
ファーストライン治療でベバシズマブを
含むレジメンを用いた後に病勢進行した場合、
セカンドライン治療で別の抗癌剤と
ベバシズマブを含むレジメンを使用すると、
ベバシズマブを継続しない場合と比べて、
全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)
を有意に延長できることが明らかとなりました。




 ML18147試験は、大腸癌(腺癌)であると
病理組織学的に確認された切除不能進行再発大腸癌患者で
、ファーストラインとして、ベバシズマブと標準的な化学療法
(オキサリプラチンベースかイリノテカンベース)を受けた後
に病勢進行した患者を、セカンドラインとしてファーストライン
と異なる化学療法とベバシズマブを併用する群(ベバシズマブ群)と、
化学療法のみを投与する群(化学療法群)に無作為に割りつけました。
主要評価項目はOS、副次評価項目はPFS、奏効率、安全性などでした。
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